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顧問チャット活用実例

問題社員の処遇に関するご相談

投稿日:
更新日:2023/11/21
chatwork

気軽に弁護士に相談できる「顧問チャット」でいただいた
興味深い内容をご紹介いたします。

vol.45

 弊社の幹部社員に問題社員がおります。
①統括する部門の売上目標達成が継続的に達成できていない
②他の社員に対する威圧的な態度等問題がある
等の理由です。

本来は自ら退職していただきたいのですが、その可能性もなさそうで困っております。場合によっては、この者が所属している部門を閉鎖することも検討しております。

X社様

X社様

 まず、この事実関係ですと、解雇はできないとお考え下さい。法律上、解雇のハードルは非常に高いためです。

 現実的なところとしては、実績未達による降格を行っていただき、自主的な退職に誘導することになります。降格も無制限にはできないのですが、解雇よりはやりやすさがあるためです。

 パワハラ的な言動については、その都度、始末書を提出させるようにしてください。おそらく、御社就業規則の懲戒処分のうち最も軽い処分が始末書提出になっていると思われます。

 なお、部門の閉鎖に伴う場合には、整理解雇ができる可能性があります。このケースでは、他の部署に転籍が難しいというストーリーを作っておく必要があります。つまり、他の部署に引き取りを打診したが、能力・給与等の面で引取りが難しかったという既成事実を先に作っておく必要があるということです。

 また、この方だけを狙い撃ちして辞めさせたといわれないように、
①閉鎖部門の方全員に退職いただくか、
②そうでなければこの方のみ他の部署からも引き取り手がなかった
という構成にする必要があります。②のケースでは、能力・給与の待遇面で難しかったという理由付けをお願いします。

 

回答した弁護士

企業法務部

弁護士播摩 洋平

 今回は、問題社員の処遇に関するご相談をいただき、ご回答を差し上げました。
 顧問チャットは、ネット環境さえあれば、いつでも、どこでもやり取り可能なツールです。チャットワークの活用により、顧問弁護士をより身近に感じていただき、弊所のサービスが皆様のビジネスの加速に貢献できましたら幸いです。

顧問先様の声

顧問チャットをご活用くださっている顧問先様から、サービスへのご意見をいただきました。

  • スピード感が圧倒的に早い!!
    顧問先様の声
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    顧問先様の声
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    顧問先様の声

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