顧問チャット活用実例
パワハラに関するご相談
更新日:2024/06/21
気軽に弁護士に相談できる「顧問チャット」でいただいた
興味深い内容をご紹介いたします。
弊社のA従業員(成人)より、上司にあたるB従業員から度々にわたり自分だけ厳しく叱責される・いじめられる等により、精神を病んで出勤できない旨の申出がありました。A従業員は成人ですが、親御さんを通じての連絡であり、親御さんが非常に怒っており、「今すぐにB従業員を異動させること・弊社社長からの直接の謝罪を求めること」等を求められています。
X社様
まず、A従業員は成人ですので、親御さんを窓口にしないようにお願いいたします。本件のようなケースでは、親御さんを窓口にすることは話を複雑化させるだけでメリットがないのでお控えください。
次に、本件のようなケースで双方の言い分が違うことはよくあります。むしろ、双方の言い分が違うのでトラブルになっているわけですので、その方が多いです。
本件のケースでは、周辺者の証言を踏まえて、御社として判断するほかありません。周辺者の証言からして、正当な業務指導の範囲内ということであれば、パワハラではないという判断になります。
御社として避けるべきは、「事実確認ができないにもかかわらず、B従業員を異動させる」ことです。これは、A従業員の言い分を認めることにほかなりませんので、避けてください。事実確認の手法は、本件では、A・B従業員の同僚である他のスタッフからの聴取になります。ただし、1名のみからの聴取では客観性が足りないため、複数名からの聴取をしてください。
回答した弁護士
弁護士播摩 洋平
今回は、パワハラに関するご相談をいただき、ご回答を差し上げました。
顧問チャットは、ネット環境さえあれば、いつでも、どこでもやり取り可能なツールです。チャットワークの活用により、顧問弁護士をより身近に感じていただき、弊所のサービスが皆様のビジネスの加速に貢献できましたら幸いです。
顧問先様の声
顧問チャットをご活用くださっている顧問先様から、サービスへのご意見をいただきました。
- スピード感が圧倒的に早い!!
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- 誰宛てと考えずに、質問がどんどん出来るうえ、FAX・メール・アポ取りといった煩雑さが一切無い