私たち弁護士法人グレイスの顧問サービスにかける思い

はじめに

　みなさま中小企業の経営にはさまざまな法的課題がつきものです。そのため、私たちグレイスは顧問サービスを通じて、顧客先企業様の成長と安定をサポートすることを使命としています。ここに私たちの顧問サービスへの思いと、その心情である価値観について語ってみたいと思います。

■ウイングを広げることの意味

　お客様窓口を長く努めていた経験則になりますが、「弁護士事務所はサービス業である」という自覚が重要であると思います。法人様の相談であっても、経営者の方のプライベートな相談であっても、これまで実際にそのように向き合ってきた結果として現在の私たちの販路の拡大、成長に繋がって来たように思えます。もっと言えばウイングをどう伸ばしているかがいつも問われてきたのだと思います。

■法人様向けのピンポイントのアプローチ

　例えば数多ある弁護士事務所とどのような差別化ができているかです。少なくともどちらの事務所様も洗練されたサービスを展開しているという自負があるはずですから言ってみればどんぐりの背比べのようなものです。

　10年ほど前までは、解決力に裏打ちされた過去の実績、むしろ敷居の高さもある面で売りだった時代がなかったわけではないかもしれません。そのような歴史のある事務所に伍して行くには、駆け出しであってもしっかり事務所の力量を真に知ってもらわねばなりません。その意味では普段からの経済団体との交流やそれらを通じた縁による懇談の機会を設けることが必要となります。そうしなければ差異を見つけてもらう前に埋もれてしまい、漫然と時間が過ぎて行くだけです。

　私たちが心掛けたのはユーザーの懐に入り込む、つまり寄り添うというサービス業としての生業の重視です。振り返れば設立以来、頻繁にお客様の元に足を運んだものです。

　その結果、何か思えば気軽に声を掛けてもらえる存在となったことで私たちは他との差別化を体現できたかもしれません。

　つまり私たち自身の存在そのものがお客様にとってのサービスになっているといった自負があります。

　そのようにお客様にとって身近な存在であったからこそ、事務所が掲げるサービスが輝きを増していったのかもしれません。

■広く地域社会、経済領域へのアプローチ

　もう一つのウイングを広げるという取り組みは徹底して敷居を下げる仕掛けです。「今はそこまでの利用価値は見当たらないのだが」と思っている層であっても『使うならあんたのとこだね』と言ってもらえる気楽さ、敷居の低さです。

　例えば頻繁に実施してきたセミナーです。テーマも身近な頻繁に起こるであろう小さなハテナ、悩み事です。また、他の専門分野の事業者さんを通じて法的な相談窓口としての弊所を紹介してもらえるようなセミナーや交流窓口を設けてきたことも大事な接点になりました。大事なのはその時々の場で顔の見える繋がりを作っていることです。今は必要と思わなくてもきっとどこかで声をかけていただける関係が作れるのです。手を組ませていただくお相手も誘客や活性化にどう結び付けるかが大事なので私たちを頼りにしてくださいます。そうすることで互いがウインウインですし、ましてやご縁のできたお客様への付加価値は大きくなるので、その身近で小さなサービスが必ず近い将来役に立ってくるという確信でした。

　時間は掛かるかもしれないけれど、こういった取り組みはきっとその地域で知られ、存在感が増していくという信念でサービスを訴えていきました。

■「寄り添う」という思いのまとめ

　そしてこの二つの取り組みによってその結果はついてきてくれたと思います。

　顧客、地域社会のそれぞれに合わせたサービスの在り方を『寄り添う』という視点で考え体現することこそ、今の弁護士法人グレイスのサービスに底通していると確信していますし、そのスタイルでお客様に向き合うことが弁護士のみならずスタッフ全体で共有する誇りにもなっています。

　言わば『寄り添う』という価値基準こそが顧問サービスの柱であるという熱い思いです。

　そこで以下の5項目について、私たちのサービスについて具体的なお約束をお伝えします。

1. 信頼と共感の構築

　「例えば、顧問先企業様には御用聞きレベルでの相談対応をすることで、みなさまの課題や要望を直接把握し、より適切なアドバイスを提供しています。」

　企業法務が取り扱う分野は本当に広範囲なので、顧問先企業様が直面するトラブルや紛争は多岐にわたります。訴訟や契約トラブル、コンプライアンス課題など、それぞれの事例には企業独自の事情が絡みます。

　私たちはいつも顧問先企業様と真摯に向き合い、みなさまの立場に立った信頼関係を築くことを何より大切にしています。顧問先企業様の声を尊重し、みなさまの課題や目標を理解することで、まずもって共感の基盤を築きます。

2. 専門的知識と経験の提供

　「例えばM&A、事業再生、事業承継など複雑なビジネスシナリオにも対応できる豊富な経験と専門知識を提供しています。」

　「例えば、業界の最新情報や法的変更について、随時開催するセミナーを通じて知識の共有を行っています。」

　私たちグレイスの強みは、幅広い法的知識と豊富な経験です。

　顧問サービスを通じて最適なアドバイスを提供し、顧問先企業様が迅速かつ適切な判断をする手助けを行います。訴訟紛争から契約交渉まで、幅広いケースに対応する能力を活かし、企業のリーガルサポートを担当します。

3. 信頼と誠実な関係

　「例えば、ご家族の相談から従業員のプライベート相談でも顧問先企業様の多様なニーズに合わせて、柔軟でカスタマイズされたアドバイスを提供しています。」

　私たちの目指す関係は、単なるクライアントと弁護士の枠を超えたものです。日頃のコミュニケーションを通じて、顧問先企業様との深いつながりを築きます。

　ビジネスの成功だけでなく、みなさまの悩みや喜びにも共感し、相談相手としての存在感を示します。信頼と誠実な関係が、企業の法的な側面だけでなく、組織文化全体にも影響を及ぼすと信じています。

4. 未来へのパートナーシップ

　「例えば、併設された社労士事務所等のサポートも活用し、法的な問題から経営支援まで、あらゆる側面でサポートするワンストップソリューションを提供しています。」

　「例えば、他の士業や専門家、人脈の紹介等、広範なネットワークを活用し、お客様にとって価値あるコネクションを提供しています。」

　私たちグレイスの顧問サービスは、単発的な法的問題解決だけでなく、長期的なパートナーシップの一翼を担います。顧問先企業様の成長に合わせて法務サポートを最適化し、新たなビジネス展開や法的課題に柔軟に対応します。

　時には未来の戦略の議論から、日常業務まで幅広い領域でみなさまのビジョンを支えます。

最後に

　企業運営におけるトラブルや紛争は避けられないものですが、私たちグレイスは顧問サービスを通じて、中小企業の経営者と共に歩み、信頼と誠実な関係を築き上げています。

　知識と経験を提供し、共感と理解をもってみなさまの課題に向き合うことで、企業の法的な安定と成長を支えていきます。

　法律の専門家としてだけでなく、長きにわたる信頼のパートナーとして、企業の未来に寄り添っていくことが私たちの使命なのです。

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