東亜建硝株式会社 様

Change & Challenge 光ある未来のために

1.社長紹介

代表取締役　徳重　祐樹　様
　鹿児島市生まれ。学生時代はバスケットボールに打ち込み、その後、アメリカ留学や格闘技を通じて貴重な経験を積まれました。25歳で家業に戻り、アルミ・鋼製建具・ガラス工事に携わる中で、2018年頃から「建物で暮らす人や働く人に、より良い環境を提供できないか」と考え、鍵に関する顔認証事業に着手しました。2022年に代表に就任し、現在はサッシ事業と顔認証事業の両方に力を入れながら日々挑戦を続け、サービス向上に取り組んでいます。

2.事業紹介

　アルミ鋼製建具・ガラス工事を手がける企業です。戸建てのお客さまから大型商業施設まで、長年の実績で培った技術と丁寧な施工を心がけ、一つひとつの仕事に真摯に向き合っています。社内では、定期的に勉強会を開き、「より良い仕事を」という想いを共有しながら、日々研鑽を重ねています。また、お客さまからの「鍵の管理が大変」「入退室の記録を簡単に確認したい」といった要望に応えるべく、最近では「顔認証やスマートロック」といった最新技術を取り入れた事業も始めました。賃貸マンションやオフィス、施設の利用者からは「鍵を持ち歩かなくて便利になった」「セキュリティ面で安心」といった喜びの声をいただいています。

3.現在の課題とその克服

　アルミ鋼製建具・ガラス工事を通じて実績を積んできました。近年は、顔認証技術を活用したセキュリティシステムの開発にも取り組んでいます。しかし、顔認証技術は近年、競争の激化と差別化が大きな課題となっています。多くの拡張性や他システムとの連携が可能ですが、機能が多ければ良いわけではありません。お客さまにとって本当に必要な機能を精査し、使いやすさと運用のしやすさを最優先に考えています。私たちは地域密着型のサポート体制を強化し、大手では難しい細やかなサービスと柔軟な対応、そして現場力で、お客さま一人ひとりのニーズに寄り添っていきます。また、私たちはアルミ・鋼製建具工事を手掛ける企業として、顔認証によるドアの開閉だけでなく、その建具自体のメンテナンスや調整にも対応できる強みを持っています。顔認証システムを導入するだけでなく、長く安心して使える環境づくりを大切にし、ハードとソフトの両面からサポートすることで、より快適で安全な建物運用を実現していきます。

4.社長が大切にされていること

　企業の基盤となるのは、社員とその家族です。従業員が安心して働ける環境を整え、それぞれの能力を最大限に発揮できる場を提供することが、企業の持続的な発展につながると考えています。その一環として、福利厚生の充実にも力を入れています。例えば、社員の家族を対象としたイベントの開催、夏季休暇やアニバーサリー休暇の導入など、職場と家庭の両立を支援する制度を積極的に取り入れています。また、社員との面談や経営の意思決定などには、自分ひとりの視点にとらわれず、信頼のおける考えを持つ妻と意見を交わしながら、より良い企業文化の醸成に努めています。

5.今後のビジョン

　日本社会は、人口減少や労働力不足といった大きな課題に直面しています。このような環境の中で企業が生き残るためには、効率的な業務運営と柔軟な対応力が求められます。そのため、ITやDXを積極的に活用し、時代の変化に適応していくことが不可欠です。当社では、DXツールを駆使しながら、業務の効率化、平準化、見える化を促進しています。これにより、生産性を向上させ、持続的な成長を目指しています。また、将来的には社会貢献にも力を入れていきたいと考えています。企業としての力がなければ、本当の意味での社会貢献は難しいと感じており、まずは事業をしっかり成長させ、養護施設や子ども食堂の支援など、社会に還元できる取り組みを増やしていきたいと考えています。また、創業以来、地域の皆さまの暮らしに寄り添い、長年の建具工事の経験と最新技術を積極的に取り入れながら、安全で快適な空間づくりに取り組んできました。今後も、皆さまの「安心」と「便利」をカタチにする企業であり続けたいと思っています。

6.インタビュアーの声

　徳重代表の言葉からは、企業の未来を見据えた確かなビジョンと、地域社会への強い責任感が感じられました。社員とその家族を大切にしながら、社会に貢献する企業としての成長を目指す姿勢が印象的でした。