企業法務コラム
人材育成について
投稿日:2023/01/25
更新日:2023/01/25
更新日:2023/01/25
人材が企業の持続可能な成長に必要であることは議論の余地がないのではないでしょうか。しかし、多くの企業で人材の育成と定着は大きな課題です。本コラムではこれらの点について考えてみたいと思います。
まず、人材の育成については、「仕事能力を向上させること」が必須の観点です。この点についての方法論はさまざまなメディアで紹介されていますが、その中でも私は、「仕事を任せること」と「適切にフィードバックすること」が特に重要であると考えています。仕事能力は仕事を通じてこそ伸ばせるものであるため、各人材の能力やキャパシティ等を慎重に見極めながら、「仕事を任せること」をためらうべきではありません。そのうえで、その進め方や現状を教育側が把握し、「適切にフィードバックすること」を徹底すべきです。新しい環境で仕事を任せられることによる負荷と不安は大きいものです。不安を取り除き、仕事の進め方等について充分にコミュニケーションをとることで、人材は持続的に成長していくものではないでしょうか。
そのほか、人材の定着という点については、企業と個人の各目標の設定と共有、無形の企業文化を伝えて共有すること等が重要であると考えています。
短いコラムで語りきれるものではありませんが、本コラムが人材の育成と定着を考える機会になれば幸いです。
【著者情報】
播摩 洋平弁護士
企業法務部 部長 福岡県弁護士会(弁護士登録番号:33334)
九州大学大学院法学研究科修士課程 修了
米国Vanderbilt Universityロースクール(LLMコース) 卒業
三菱商事株式会社、シティユーワ法律事務所を経て、現在弁護士法人グレイスにて勤務
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