企業法務コラム
「姿勢」を評価軸に
投稿日:2023/04/20
更新日:2023/04/20
更新日:2023/04/20
先月のWBCでの侍ジャパンの優勝は個人的にとても盛り上がりました。前回優勝時が14年前とのことですが、前回の優勝の瞬間は司法試験の勉強の合間を縫って、友人と大学のテレビで観戦していました(ひとしきり優勝に酔いしれたものの、ふと我に帰って「自分はまだ何も成し遂げていない。」と寂しく自習室に戻っていったことを昨日のことのように思い出します。)。
残念ながら、今回の決勝戦は執務中であった為リアルタイムでの観戦は叶いませんでしたが、祝日開催だった準決勝は試合開始から最後の瞬間まで一瞬たりとも目が離せませんでした。
特にそれまで絶不調だった村上選手に代打を送らず、村上選手に託したことが感動的なサヨナラ勝利に繋がりました。試合後、栗山監督は村上選手に託した理由として、村上選手の「姿勢」が素晴らしかったことを挙げられていました。
私自身も組織に所属している中で、この「姿勢」というものを大切にしていくべきだと常々考えています。人間が携わる以上、どのような業務にも失敗はつきものです。失敗を完全に防ぐことはできませんが、「姿勢」は自分の意思で100%コントロールすることができます。
このような「姿勢」を評価軸として大きく取り入れることが、短絡的な結果にとらわれず、長期的に強い組織を作りあげる一つのヒントになるのではないでしょうか。
【著者情報】
播摩 洋平弁護士
企業法務部 部長 福岡県弁護士会(弁護士登録番号:33334)
九州大学大学院法学研究科修士課程 修了
米国Vanderbilt Universityロースクール(LLMコース) 卒業
三菱商事株式会社、シティユーワ法律事務所を経て、現在弁護士法人グレイスにて勤務
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