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企業法務コラム

モンスター社員が組織を壊す?

投稿日:
更新日:2023/11/21

 近年は各業界で人手不足が深刻化しており、労働者にとっては容易に転職先が見つかります。他方で、使用者としては、労働者に離職されてしまうと次の人員を探すのにも一苦労なため、指導一つとっても大変気を遣わねばならないような現状です。

 このような世相を反映してか、労働者が使用者に対して自由に意見を言いやすい風潮が広まりつつあります。その結果、使用者に対して身勝手な要求を平気で行う労働者、いわゆる「モンスター社員」が増えつつあります。

 モンスター社員の特徴としては、適切な業務指導であるにもかかわらずパワハラを受けた等と主張して従おうとしなかったり、他の従業員も巻き込んで「使用者」と「労働者」間の対立構造を作り上げたりと、事業の継続に支障をきたすような言動を繰り返します。

 現に、弊所でも日々モンスター社員への対処方法についてのご相談をいただいております。場合によっては、モンスター社員に対する退職勧奨や解雇といった思い切った方法によって職場の正常化を図ることも検討すべきです。モンスター社員に悩む使用者の皆様には、是非一度弊所までご連絡いただき、一緒に対応策を検討させていただければと思います。

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【著者情報】

企業法務部 部長 福岡県弁護士会(弁護士登録番号:33334)

九州大学大学院法学研究科修士課程 修了

米国Vanderbilt Universityロースクール(LLMコース) 卒業

三菱商事株式会社、シティユーワ法律事務所を経て、現在弁護士法人グレイスにて勤務

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監修者

弁護士法人グレイス企業法務部

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