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相談事例

【54】失踪した技能実習生の未払い賃金に関する労働基準監督署からの是正勧告に対応した事例

2019/09/19
相談分野
その他
業種
人材紹介・登録支援機関

1. 相談内容

失踪した技能実習生の賃金未払いについて労働基準監督署から是正勧告を受けた。是正報告をするにあたりどのように対応すべきか。

2. 争点

失踪した技能実習生に対する賃金未払いへの対応

3. 解決内容

債権者の受領不能を理由として未払賃金を法務局へ供託する。

4. 弁護士の所感

技能実習生が失踪した場合、賃金の現金払いをしている企業であれば、現金を分離して保管しておくことが通常と思われます。しかしながら、入管に労働関係法令違反の不正行為として認定されてしまうと、新規の技能実習生の受入れ停止になるリスクがあるため、法的に債務を消滅させて是正報告をする必要があると判断し、上記対応をしていただきました。

なお、ご相談者によると、入管への報告の結果、ここまでしてくださるとは思わなかった、しっかり対応されていることがよく確認できた、というお褒めの言葉をいただいたとのことでした。相談者様がしっかりとした業務をなさっていたことが一番の要因ではありますが、とても良い結果を出せたと思います。

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