相談事例
【49】在職中及び退職直後に従業員が顧客を引き抜いていた事例を金銭的支払いをさせることにより解決した事例
2019/09/14
相談分野
労務問題
業種
介護業
1. 相談内容
従業員が突然退職したが、退職の直前から施設利用者に対して相談者の施設や自身について事実と異なる事業を告げ、施設利用者を他の施設に移転させていることが発覚した。その結果、施設の売上が大幅に減少したことから、その損害を相手方へ請求したい。
2. 争点
退職した従業員による顧客への違法な引き抜き行為の有無
3. 解決内容
相手方に対して、相談者への顧客への行き過ぎた勧誘行為をしたことを謝罪させ、一定の金銭を支払わせることにより和解成立。
4. 弁護士の所感
従業員による引き抜き行為の違法性を認めされることは、行為態様の悪質性の程度や立証の観点からも一般的には難しく、使用者側が敗訴することも珍しくありません。
しかし、本件では、客観的な証拠も存在したことから、これを糸口に相手方へ金銭的な支払いをさせることにより和解を成立させることができ、良い解決ができたと考えています。
しかし、本件では、客観的な証拠も存在したことから、これを糸口に相手方へ金銭的な支払いをさせることにより和解を成立させることができ、良い解決ができたと考えています。
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