相談事例
【47】建物収去明渡等請求事件
2019/09/12
相談分野
不動産問題
業種
その他の業務
1. 相談内容
数年間の長期の賃料不払いが継続しており、貸主から賃料請求及び建物収去明渡を求められた。
どうすればよいのか。
どうすればよいのか。
2. 争点
(1)建物明渡時期及び明渡に伴う収去費用の負担
(2)未払賃料及び遅延損害金の支払方法
(3)高齢の保証人の免責
(2)未払賃料及び遅延損害金の支払方法
(3)高齢の保証人の免責
3. 解決内容
訴訟中に移転先を確保し、建物明渡を行った。
その後、頭金の支払及び長期分割での支払等を条件とし、和解成立。
その後、頭金の支払及び長期分割での支払等を条件とし、和解成立。
4. 弁護士の所感
(1)の点に関しては、店舗を経営していたため、移転場所の確保等と遅延損害金の縮小のため、いかに早く、かつ損害を少なく移転するのかが重要でした。
(2)の点に関しては、金額が数千万に及んでおり、和解による合意ができない場合、破産も検討しなければならない状況にありました。
(3)の点に関しては、一定の金額を親族から確保することで交渉を行いました。
(1)に関しては、和解交渉をする中で、近距離でかつ賃料が半額以下の場所を確保し、移転のスケジュールを示すことで、混乱少なく移転が可能となりました。
(2)(3)に関しては、③の保証人を外すことはできなかったものの、経営状況からして、10年以上の長期の分割の合意に至りました。
なお、収去費用に関しては、契約書上、依頼人が負担しなければならない旨の規定があったものの、建物の実態を必ずしも理解していなかった相手方に事情を説明の上、収去が却って店舗貸出に不利益になりえることを訴え、別途検討することとなりました。
破産の回避及び営業継続の確保を実現でき、よい解決ができた事案でした。
(2)の点に関しては、金額が数千万に及んでおり、和解による合意ができない場合、破産も検討しなければならない状況にありました。
(3)の点に関しては、一定の金額を親族から確保することで交渉を行いました。
(1)に関しては、和解交渉をする中で、近距離でかつ賃料が半額以下の場所を確保し、移転のスケジュールを示すことで、混乱少なく移転が可能となりました。
(2)(3)に関しては、③の保証人を外すことはできなかったものの、経営状況からして、10年以上の長期の分割の合意に至りました。
なお、収去費用に関しては、契約書上、依頼人が負担しなければならない旨の規定があったものの、建物の実態を必ずしも理解していなかった相手方に事情を説明の上、収去が却って店舗貸出に不利益になりえることを訴え、別途検討することとなりました。
破産の回避及び営業継続の確保を実現でき、よい解決ができた事案でした。
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