相談事例
【86】過剰な要求を繰り返す顧客との契約解消の事例
2019/12/16
相談分野
消費者トラブル
業種
製造業
1. 相談内容
顧客との間で業務委託契約を締結した後、顧客からの設計図修正の要求が1年以上継続し、未だに製品が完成しない。契約関係の解消をしたい。
2. 争点
①契約解除事由の有無
②債務の内容
②債務の内容
3. 解決内容
手付の返還により、契約解消。
4. 弁護士の所感
①につき、契約書上等において、解除事由がなく、いわゆる手付倍返しの方法を除き、依頼者からの解除は困難な状況でした。
一方で、顧客からの設計の修正要求は通常の限度を超えており、受け取っていた手付では賄えない負担となっていました。
そこで、依頼者からこれまでの費用等の精算等を提案し、新たに合意を締結できない限り、今後は作業が難しいことを提案することで、事実上契約の続行が難しい旨を示す方法をとり、その結果、相手方から契約解消の提案があり、無事契約解消に至りました。
法律等に拘束されすぎることなく、依頼者の要望を実現できた点で、良い解決ができたと思います。
同時に、契約書等の有無及び規定が極めて重要であることも改めて実感しました。
一方で、顧客からの設計の修正要求は通常の限度を超えており、受け取っていた手付では賄えない負担となっていました。
そこで、依頼者からこれまでの費用等の精算等を提案し、新たに合意を締結できない限り、今後は作業が難しいことを提案することで、事実上契約の続行が難しい旨を示す方法をとり、その結果、相手方から契約解消の提案があり、無事契約解消に至りました。
法律等に拘束されすぎることなく、依頼者の要望を実現できた点で、良い解決ができたと思います。
同時に、契約書等の有無及び規定が極めて重要であることも改めて実感しました。
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