相談事例
【10】請負代金を支払わない注文者に対する請負代金請求訴訟において全部認容判決を獲得した件
2017/03/30
相談分野
債権回収
業種
建設業
1. 相談内容
本件は請負代金の請求事件です。
依頼者が請負人として住宅のリフォーム工事を請け負い、その工事を完了したが注文者が請負代金を支払わないことから訴訟となったという事案です。
その注文者が請負代金を支払わない理由は、依頼者はあくまで下請業者であり、依頼者とは別の元請業者に対して請負代金を支払っているというものでした。
また、交渉にも全く応じないためやむなく訴訟を提起しました。
依頼者が請負人として住宅のリフォーム工事を請け負い、その工事を完了したが注文者が請負代金を支払わないことから訴訟となったという事案です。
その注文者が請負代金を支払わない理由は、依頼者はあくまで下請業者であり、依頼者とは別の元請業者に対して請負代金を支払っているというものでした。
また、交渉にも全く応じないためやむなく訴訟を提起しました。
2. 争点
依頼者と注文者との間で請負契約が成立しているか、それとも依頼者が下請業者として同リフォーム工事に関与していたのか。
3. 解決内容
裁判所に当方の主張を全面的に認めてもあり、全部認容判決を獲得いたしました。
4. 弁護士の所感
本件はそもそも依頼者と注文者との間で契約書を交わしていませんでした。他方、元請業者とされる業者と注文者との間では契約書や領収書が存在するため、証拠上は当方が不利な状況でした。
しかし、契約書や領収書の不備を指摘することや交渉過程をその際に使用した資料を証拠として提出しながらストーリーを組み立て、さらには、こちらが下請をお願いした業者に依頼者がすべて元請業者として工事にかかわっていることを書面化してもらう等間接証拠を集めることによって、最終的に裁判所に当方の主張を認めていただくことができました。
当方のストーリーをしっかりと構築しそれを支える証拠を収集することによりこのような結果を得ることができました。
しかし、契約書や領収書の不備を指摘することや交渉過程をその際に使用した資料を証拠として提出しながらストーリーを組み立て、さらには、こちらが下請をお願いした業者に依頼者がすべて元請業者として工事にかかわっていることを書面化してもらう等間接証拠を集めることによって、最終的に裁判所に当方の主張を認めていただくことができました。
当方のストーリーをしっかりと構築しそれを支える証拠を収集することによりこのような結果を得ることができました。
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